2017年5月13日 (土)

初夏のマイ・フィールド

昨日は、30℃前後の暑い中、汗をかきながら、マイ・フィールドのひとつ、川口市のふるさとの森一帯を散策してきました。

春の花は、ほとんど、姿を消して、初夏の花々が咲いていました。

キショウブの花が咲き始めています。今では、どこにでも、水辺に咲く花ですが、西アジアやヨーロッパから渡来したもので、帰化植物とは言わないで、環境省では、要注意外来生物に指定しているのだとか。なにか害を及ぼすのかな? きれいな花なのに・・・

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しばしば見かける、コミスジが、2頭、剪定した樹木のチップが敷かれた道に舞い降りて、すぐ目の前で、じっくり、撮らせてくれました。

3本の白斑列があるので、三條(訓読みでスジ)で、これは、小さいので、小三條。

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裏翅は、こちらが、色がよく撮れました。それと、昆虫なのに4本足です。タテハチョウ科の特徴で、前の2本は退化して短くて、感覚器官になっています。

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シランの花も群生していましたが、1茎だけを撮ってみました。

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林の薄暗いところでこんな花も咲いていました。マムシグサです。猛毒の毒草だからか、名札が立てられていませんでした。coldsweats02

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花も蝮(頭部)なら、茎も蝮(腹部)・・・ よくぞ、マムシグサと命名せり・・・ coldsweats01

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ところで、もう、花期は終わっていましたが、これは、数年前に、同じ林で撮影した(マムシグサの近縁種の)ウラシマソウです。長く伸びているのを、釣り竿と長い釣り糸に見立てて、浦島太郎の連想からの命名です。

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このあと、丘陵を車で走りあがって、いつもの禅寺へ・・・

境内や墓地には、イチハツの花がいっぱい咲いていました。これは、中国原産ですが、ふつうの帰化植物扱いです。キショウブは、繁茂するからやっかいもの扱いなのかも。

アヤメの仲間では、一番早く咲くので、イチハツ(一初)・・・ happy01

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そのイチハツなどを観ながら、興禅院の墓地の奥へ進むと・・・ スダジイ(昔は、炒っておいしく食べた、椎の実がなる木)の巨木があり、いまは、かなり、枝を伐採されていましたが、日本有数の植木の町の職人さんがかかわられているので、大丈夫でしょう。樹の根元を養生するためでしょう。立ちすだれがかけられていました。

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巨樹の根元に抱かれて、優しいお顔で、眠っているようにも見えるお地蔵さまがいらっしゃいます。寺院は室町時代の建立で、このお地蔵さまは、およそ300年前(元禄時代)に彫られたもので、この樹の下に佇んでいる間に、樹に抱かれてしまわれたとのこと。

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興禅院の「抱き地蔵」と称されています。大きさは、3~40cmでしょうか。スダジイが元気を取り戻せば、いつしか、樹木にすっぽり包まれてしまわれることでしょう。confident

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このあとは、また、いつもの植物センターを一巡りしました。続きは、また、明日にでも。

2017年5月 9日 (火)

クリスマス・ローズとキンリョウヘンのあれこれ

どなたかのブログでは今ごろ咲いたとのことですが、わが家のクリスマス・ローズは、3月上旬の遅咲きでしたが、紫色の花がたくさん咲きました。花がらを摘み取ろうとしていて、見つけました。花茎が50本ほどもありましたが、そのうちの5つの花に、なんと、種ができていました。sign02

茶漉し袋のようなもので包んでおくと、ひとつの鞘から10粒ほどの種がこぼれ落ちるそうです。

いままた、殖やすつもりはなく、蒔き時の秋までの管理も難しそうで、さてどうしたものかと思案中。種がうまく採れての話ですけれど・・・ ところで、種からは、同じ花が咲くのか、先祖返りで、異なる色の花なのかは、興味はあれども・・・

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もうひとつのキンリョウヘン(金稜辺)は、遠い昔、中国から渡来した春蘭の仲間だそうです。明治生まれの祖父が、しらこばとの幼少の頃に、鉢植えで大事に育てていたのを覚えています。

そして、父の手を経て、九州から埼玉へと渡来したのでした。happy01 三代に及ぶ愛培の蘭です。今年もふた鉢にいっぱい咲きました。昨今、品種改良がなされていますが、これは、この経緯から、原種に近いようです。

今の時代の美しい蘭とは比ぶべくもないのですが・・・

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この花には、日本ミツバチを引き付ける匂いがあるそうです。いつだったか、開花したとき、畑の蜂の巣箱の前に置いてみたことがありますが、西洋ミツバチは、1匹も近づきませんでした。ミツバチさんにもそれぞれ好みがあるようです。happy01

2017年4月19日 (水)

上野恩賜公園、国立科学博物館

昨日は、午後から、天気もよく、気温も上がったところで、上野公園までドライブ。目的は、先月からネットでチケットを購入していた「大英自然史博物館展」の鑑賞でした。事前予約限定のポケットガイドをいただきました。happy01

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上野のお山は、さすがに、ソメイヨシノは、青葉若葉になっていましたが、八重桜がまだ楽しめました。

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寛永寺の清水観音堂の裏手では、ツツジが咲いていました。

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清水観音堂は、不忍池に向かって建つ、朱塗りのお堂ですが、いい季節なので、正面へ回ると、ボタンの花ももう咲いていました。

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歌川広重も浮世絵に描いた「上野山内月のまつ」

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再現されている月の松

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奥に見える青緑の建物は、不忍池の弁天堂です。望遠で撮りました。

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いつものように、正岡子規記念球場の外の道を・・・ 道側の小さな句碑には、おりしも、この季節の句、「春風や まりを投げたき 草の原」と刻されています。打者、走者、直球などは、彼の訳語だそうで、選手ではなくても、野球殿堂入りをしています。

途中、シャガやヤマブキの花を眺めつつ、博物館に到着。

ロンドンの大英博物館付設の大英自然史博物館所蔵の、しばしば、Treasuresと記されていましたが、自然界の”至宝”の数々、動植物・鉱物を鑑賞してきました。

フラッシュ禁止ながら、撮影は自由でしたので、いくつも撮ってきましたが、光量不足で、うまく撮れませんでした。

これは、およそ5億年前のカンブリア紀の三葉虫の化石・・・ 交尾している状態で複数の三葉虫

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これは、100年ほど前まで、日本・韓国の沿岸に生息していたニホンアシカ。捕獲され続けて、いまは、絶滅。

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モーリシャス島に人間が上陸して90年後に、こちらも絶滅したドードー。

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イギリスのシジミチョウ。これは、いまも生きている蝶でしょう・・・

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これが、今回、日本初公開の、鳥の先祖の始祖鳥の化石です。素人には、部位がよくわかりませんが、恐竜から鳥類へと進化したことを示すもので、発見された当時、ダーウィンが進化論を展開していて、奇しくも、その証明見本となったものです。世界で10体ほど見つかっているとのこと。三半規管が発達していて、平衡感覚はすぐれていて、視覚も発達していたようです。

このところの画像技術の進歩で、壁面に、もちろん、3Dのリアルな動画が映されていましたが、羽ばたいて、飛んでいました。

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まだありますが、割愛。地球の歴史上、恐竜に代表されるような大量絶滅は、5回ほど起きたそうです。そして、今。人類による6回目の危機だそうです。

館内でも、しばしば、掲示されていましたが、動物も植物も”多様性”、つまり、幅広く性質の異なる群が存在し続けなければならないということです。鉱物も、現生人類が、かなりの物質を消費しきっていますが、はたして、その結末は・・・ confident

そして、出口には、シロナガスクジラがいました。シロナガスクジラは、地球上に、これまで存在した最大の動物だそうです。体長30m前後。捕獲する前は30万頭ほどもいて、捕鯨禁止で、いま、ようやく数千頭くらいに増えているようです。

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体の割には、小さな小さな目で、花見をしていました。happy01

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それから、入館無料のシニアは、東京国立博物館を一巡り。表慶館の裏手では、柳と八重桜のコラボを1枚・・・

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名前を知っている桜に気づきました。盛りは過ぎていましたが、イチヨウという美しい八重桜です。

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11時半に家を出て、ちょうど、半日のお遊びデーでした。happy01