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2017年7月 9日 (日)

環境カレッジ: 生物多様性 と 生物間相互作用

昨日は、猛暑の中(路上ですが、37~39℃)、さいたま市の大宮まで、昨年、未受講だった講義「生物多様性とは」を受けてきました。

2年がかりで、おかげさまで、無事、修了できました。環境に関して、覚えたことは少しですが、視野が広がりました。happy01

Kankyocollege3 公益財団法人 埼玉県生態系保護協会

~自然とは~

空気太陽の光、そして、野生の生き物という5つの要素と、それらのかかわり合いで成り立つ仕組み」と表現されていました。

そして、どのような生き物がいるかで、健全な自然かどうかのものさしになるとのことでした。

なにかが欠けても、生態系に異変が起こることを、米国のロバート・トリート・ペイン博士が研究された実例を紹介されました。

「海の岩場の生物群集からヒトデを取り除けばその生態系はどうなるか?」

岩場には、貝の肉が大好きなヒトデを筆頭に、イガイ、イボニシ、カサガイ、フジツボといった貝類が生息している中で、その生態系の「頂点捕食者」のヒトデを、ある区画ですべて取り除いて、実験をされたのだそうです。

結果は、イガイだけが繁殖を遂げ、ほとんどの種は岩場から追い出されてしまったということです。 coldsweats02

なぜ?

風が吹けば桶屋が儲かるにも似た展開ですが・・・ coldsweats01

ヒトデを取り除く → ヒトデの好物だったフジツボが激増する → 居場所がなくなった藻類が姿を消す → 藻類を食べていた貝類が姿を消す → フジツボより強いイガイが増えて、岩場を優占

多様な生態系の維持に欠かせない「キーストーン種」がいることが証明された、ある湾内での貴重な実験のお話でした。

キーストーン: 太鼓橋のようなアーチ状の構造物の頂点に挿すクサビ石、かなめ石ともいう それがはずれると、構造物は壊れます。

以上は、昨日、学んだことのほんの一部の復習です。

ところで、日本では、生態系の哺乳類としては、「頂点捕食者」の一種であったニホンオオカミやエゾオオカミが絶滅しましたが、それは、オオカミの餌食となっていたニホンジカやエゾシカを、人が、毛皮や食肉を得るために乱獲した結果、餌がなくなったオオカミが家畜を狙うようになり、害獣扱いとなり、駆除したためです。

そして、オオカミがいなくなると、天敵がいなくなった鹿が繁殖し過ぎて、たくさんの草木やその芽を食べるので、山野の植生にも異変が起こっています。雪深いところでは、冬場には、樹皮を餌にしますから、樹木が枯渇します。coldsweats02 巡り巡って、鹿は、害獣となり、一部の地方では、駆除の対象になっていますね。余談ながら、新宿御苑のレストランとカフェには、エゾシカの肉のカレーがありま~す。delicious

オオカミもキーストーンの一種でした。confident

最後に、国立科学博物館に展示されている、世界に4体しかない(中、1頭はオランダ)、ニホンオオカミ(剥製)を掲載します。かわいい犬みたいで、怖くはないですね。 happy01

Nihonookami1

生物多様性」が維持されるためには、「生物間相互作用」というものが大事なことを学んできました。ということで・・・ 最後までお読みいただきましてありがとうございました。

気象庁による梅雨入り宣言後の毎日の正午現在(当地、埼玉県南東部、6/7以降) cloud cloud sun sun sun sun cloud sunsun sun sun cloud sun sun rain sun sun sun cloud sun sun しらこばとの梅雨入り宣言 6/28rain cloud cloud rain sun sun rain sun sun sun sun sun

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コメント

こんばんは、しらこばとさん。

自然(環境)を壊しているのは、
私たち人間ですよね。
クマやイノシシ、サル等々…
餌を求めて人家に姿を現しては
人が襲われるニュースを目にしますし、
鹿の話もTVで観たことがあります。

また、公園等々、池には外来種の
生き物が生息し、本来いるはずの
生き物が減少し、はてにはいなくなってしまう。
という話も耳にします。

このままでは本来、日本にいる生き物が
どんどんいなくなり、
気温もどんどん高くなり、
日本が日本でなくなってしまうのではないか!?
と、悲しい気持ちになります。

問題がわかってるから、
今も、少しずつ環境保護に向けて
対策をしていくのでは!?と思っていますがconfident

こんにちは。

そうですね。人間以外は、自然の節理でバランスをとって、生きてきたはずですが、人間が、文明の発展もありますが、自分たちのエゴで、破壊し続けています。

日本だけでも、哺乳類の21%、鳥類の14%、淡水の魚類は、なんと、42%が、すでに、絶滅危惧種だと教わってきました。なんと、いずれも2桁の数字です。 人間とロボットだけが残され、人間も、そう遠くない時期に、絶滅危惧種になるのかも・・・coldsweats02

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