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2017年2月16日 (木)

沈黙 -サイレンス-

昨夕は、母の命日と、妻の帰天の日が、10日違いゆえ、中日に、墓参へ行きました。母はなんと66回目、妻の帰天からは4年目。しらこばとの家は、代々、日蓮宗ゆえ、お線香と数珠でお参り。一方、妻はクリスチャン。十字♰を切って・・・ 

お参りのあと、畑へ寄ると、水を撒いたあとが・・・ 一面に成長したホウレンソウを頂戴しているところへ、相棒が近くの仲間の畑へ行っていたと言って、戻ってきたが・・・ 風邪を引いている様子なので、早々に、いっしょに畑を後にして・・・

しらこばとは、川(中川)向こうの三郷市のシネマへ・・・ 遅い時間、5時からの2時間半もの長い映画を観てきました。

かねて、映画化されるのを待っていた、狐狸庵先生こと、遠藤周作原作の「沈黙 -サイレンス-」の映画。たまたまながら、沈黙の舞台の長崎在住の、昔なじみのYちゃんからのメールで教えてもらって・・・ 1月21日からのロードショーで、こちらのシネマでは、今週金曜日で終わるので、ぎりぎり、セーフでした。Yちゃんに感謝。

その「沈黙-サイレンス-」ですが、日本の物語ながら、日本で映画化されることなく、米国のマーティン・スコセッシ監督によって、ようやく作られました。監督は、イタリア系移民の出自で、クリスチャンだそうです。日本の監督では作ることができなかった、重~いテーマの映画でした。原作は、昔、購入した本で、2回ほど読んでいましたので、ストーリーは知っていましたが、映像で見ると、リアルな残忍なシーンの連続・・・ confident

長崎における、秀吉の時代から江戸時代初期まで続いたキリシタン(切支丹)弾圧の物語です。村人のキリシタンは、見つけられると、”踏み絵”を強制されて、できない者たちは、つぎつぎに、拷問を受け、処刑されてゆきました。

物語は、先に、棄教させられた恩師の謎を探ることと、もちろん、布教の目的で、長崎の海岸から密入国をした宣教師(物語ではふたりの神父(司祭))が、あまりの苦しみに、ひとりは落命し、物語の主人公、ロドリゴは、僧となっていた恩師に出会うことになり、促されて、最後には、長崎奉行に棄教させられました。

この間、神は、沈黙を続けました。confident でも、ロドリゴが、踏み絵に足を載せたとき、キリストが、「踏むがいい、・・・」と、話す映像が流れました。

彼も日本人名を与えられて、そののち、江戸小石川の切支丹屋敷に移されて、幽閉40年ののちに、死を迎えますが、棺の中の手には、♰が・・・think

しらこばとが、2年ほど、ミサに、遠いながらも、通っていた調布教会の庭には、「沈黙」のモデルといわれる、実在した「キアラ神父」の墓石が建っています。小石川の寺院から雑司ヶ谷墓地を経て、調布へと移されています。

(以前にも掲載したことがある写真ですが) 墓石には、戒名が刻されている一方で、その上には、司祭帽がかぶせられています。

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説明のボードです。クリックしていただくと読みやすいかと存じます。

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なお、この映画のマーティン・スコセッシ監督、原作者の遠藤周作、両氏ともカトリックの信者です。

ウィキペディアからの大半、抜粋ですが・・・

原作は、カトリック教会では、司祭が踏み絵を踏んだという記述に反発があったとのこと。さらに、「カトリック新聞」に、遠藤周作が、踏み絵に関して、『早くふむがいい。それでいいのだ。私が存在するのは、お前たちの弱さのために、あるのだ』と(踏絵の)キリストの顔が言っている気がした」と書いたそうで、これまた、サレジオ会の神父たちが、それに、反論を記述したこともあるのだとか。

でも、なぜか、上記の墓碑のあるのは、サレジオ会の教会・・・ happy01

最後に・・・ 遠藤周作氏(右)と、同年代の井上洋治神父。実は、井上神父は、冒頭に記した妻との結婚式の司祭をお引き受けいただいた方という不思議なご縁。それらも、遠い昔のことで、時は移り、みな、帰天されました。 ♰ confident

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今日は、コメントをいただいても、しらこばとの分際では、返事ができそうにない重いテーマゆえ、返信は、できませんので、ご了承ください。

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